症例集Case

Case.1 歯肉退縮

上顎から歯茎を採取して、露出した歯根面に移植した症例

主訴冷たいものがしみる。歯茎が下がっている。
治療内容上顎から歯茎を採取して、露出した歯根面にはりつけます。
治療期間手術当日は2時間~。1~2週間で抜糸を行います。約1ヶ月で歯肉は安定してきます。
治療費1歯 ¥38,500 (2歯目以降は¥22,000)(税込)
治療リスク・術後出血・腫脹・疼痛の可能性があります。
・一過性の黄疸(頬部)を起こす可能性があります。(2~3週間で消えます)
※当院での発生頻度は(0~1件/40件)となっております。

Case.2 歯周組織再生療法

歯周組織再生療法を行った症例

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。重度の歯周病と多数のむし歯を認めます。


2. 歯周組織再生療法

右上の前歯に垂直性骨吸収を認めたため、再生療法を行いました。


3. 術後経過

術後6ヶ月で歯周病検査・エックス線写真による、再生の評価を行います。
術後6ヶ月で隣在歯のフラップ手術の際に歯周組織の再生を確認しました。(※通常は2回目の手術を行い、再生を確認することはいたしません)


  歯周基本治療終了後 術後8ヶ月
  11 11
動揺度 1 0
歯周ポケット深さ B 5 3 3 3 2 3
P 5 6 5 3 3 3

4. 術前術後のCTの比較

CTでも新生骨の形成が確認できました。

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。重度の歯周病と多数のむし歯を認めます。


2. 歯周組織再生療法

右上の前歯に垂直性骨吸収を認めたため、再生療法を行いました。


3. 術後経過

術後6ヶ月で歯周病検査・エックス線写真による、再生の評価を行います。
術後6ヶ月で隣在歯のフラップ手術の際に歯周組織の再生を確認しました。(※通常は2回目の手術を行い、再生を確認することはいたしません)


4. 術前術後のCTの比較

CTでも新生骨の形成が確認できました。

主訴前歯の入れ歯をなくした。歯ぐきからの出血が気になる。
治療内容肉芽組織の掻爬・根面の歯石除去を行い、歯槽骨の吸収している部位に再生療法を行いました。
治療期間当日手術1~2時間。1~2週後に抜糸。1ヶ月ほどで歯肉は安定しますが、再生しているかの評価を3~6カ月後に行います。
治療費1歯 ¥49,500円〜82,500円(骨吸収が大きい場合は骨移植材を併用します)(税込)
治療リスク・術後疼痛、腫脹、出血などの可能性があります。
術後は抗生剤・消炎鎮痛剤・含嗽剤を処方いたします。疼痛は消炎鎮痛剤で抑えられる程度のことがほとんどです。

Case.3 骨再生治療

骨再生治療後、インプラントの埋入を行った症例

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。右上の犬歯(丸の部分)は重度の歯周病です。



4. 骨再生手術後6ヶ月

骨再生治療後は新生骨ができるまで6ヶ月間の治癒期間を設けます。6ヶ月後に良好な新生骨が形成されていればインプラントを埋入することができます。
術後6ヶ月で歯肉の凹みは改善し、エックス線写真でも新生骨の形成が認められました。


5. インプラント埋入手術

インプラント埋入が可能な良好な骨形成が認められたため、インプラントを埋入しました。


6. 術前術後の比較

右上の犬歯の見た目・機能を回復することができました。また歯周病治療により歯肉の炎症が改善されました。

主訴右上の犬歯がぐらぐらする。
治療内容顎骨の吸収している部位に骨再生治療を行いました。その結果、インプラントの適応が困難であった顎骨にインプラントを埋入することができました。
治療期間当日手術1〜2時間、1〜2週後に抜糸。新生骨が形成され、インプラントが埋入可能となるまで6ヶ月の治癒期間を設けます。
治療費骨再生治療 ¥55,000(2歯目以降は¥38,500)(税込)
治療リスク・術後疼痛、腫脹、出血などの可能性があります。
術後は抗生剤・消炎鎮痛剤・含嗽剤を処方いたします。疼痛は消炎鎮痛剤で抑えられる程度のことがほとんどです。骨再生治療では、骨移植材を歯肉で完全に覆うために減張切開と呼ばれる切開を加えます。そのため、内出血や術後の腫脹が他の外科治療よりも強く出ることがあります。3日〜1週間ほどで炎症は消退することがほとんどです。

Case.4 むし歯治療

歯周外科をむし歯治療に応用した症例

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。むし歯と歯の磨耗で上の前歯は根だけが残っている状態ですが、歯周病はありませんでした。


2. 仮の義歯を装着

顎関節や顔貌の診査を行い、咬合器に装着しました。咬合器上で噛み合わせを分析し、仮の入れ歯を作製しました。下の前歯が上の歯ぐきに当たっていたので、噛み合わせを修正した入れ歯を装着し、問題なく噛むことが出来るか確認をしました。


3. 歯冠長延長術(クラウンレングスニング)

歯冠長延長術という歯周外科を行い歯ぐきを下げることで、歯ぐきに埋まっていた部分の歯が伸びてきたような状態になります。歯ぐきよりも上にある歯に対しては土台を建てるときの接着剤が強固につくのでより長持ちする被せ物ができます。


4. 術前術後の比較

上の前歯、左下の奥歯に歯冠長延長術を行い、歯を多く残すことができたため、左下の入れ歯を小さくすることができました。むし歯でお困りの患者さんに歯周外科を応用することで、歯を保存できることもあります。


5. 治療後

メインテナンス移行時のの口腔内写真です。今後はむし歯・酸蝕症の予防を行うために、食生活指導やブラッシング指導を中心とした定期メインテナンスを行います。

主訴下の歯が歯ぐきに刺さって痛い。近所の歯科医院で治療困難と言われたため当院へ来院
治療内容噛み合わせの挙上と歯冠長延長術を行ったことで、前歯の見た目を回復し、奥歯でしっかりと噛めるようになりました。この患者さんに歯周病はなく、歯周外科をむし歯治療に応用しました。
治療期間仮の入れ歯を数ヶ月使用、歯冠長延長術に45分〜1時間程度かかりました。1週間後に抜糸を行い、合計で1年の治療期間を要しました。
治療費歯冠長延長術 ¥27,500(2歯目以降は¥11,000)(税込)
治療リスク・術後疼痛、腫脹、出血などの可能性があります。
術後は抗生剤・消炎鎮痛剤・含嗽剤を処方いたします。疼痛は消炎鎮痛剤で抑えられる程度のことがほとんどです。

Case.5 コーヌステレスコープ義歯

コーヌステレスコープ義歯を用いて治療

1. 初診時エックス線写真

初診時のエックス線写真です。患者さんは血小板減少性紫斑病という、血が止まりにくい難病をかかえています。歯を抜くときは市中病院に入院して輸血の準備をしなければなりません。丸で囲んだ6本の歯は歯周病が重度で残すことが難しいため、最初に抜歯の依頼を行いました。


2. 仮の義歯をいれた状態

抜歯が終了し、仮の入れ歯を作製いたしました。上の歯は総入れ歯ですが、下の歯は6本残りました。

2. 仮の義歯をいれた状態

抜歯が終了し、仮の入れ歯を作製いたしました。上の歯は総入れ歯ですが、下の歯は6本残りました。


3. 抜歯後のエックス線写真

通常の治療では残った歯に固定性のブリッジを装着し(参考写真1)、奥歯に入れ歯をかけます(参考写真2)。固定性のブリッジを選択する場合、丸で囲んだ2本の歯のように長期で機能するか不安な歯はあらかじめ抜歯をすることがあります。ブリッジ装着後に症状が悪化したらブリッジを壊してやり直さなければならないからです。


4. コーヌステレスコープ義歯装着後

この患者さんは取り外し可能なコーヌステレスコープ義歯を選択されました。丸で囲んだ歯は力のバランスが取れて失った骨が戻ってきましたが、将来的に症状が出て抜歯となっても義歯の修理で対応可能です。コーヌス義歯は自分ではずせるため清掃がしやすく、修理をすることで口腔内の環境の変化に臨機応変に対応が可能です。


5. 術後2年後の口腔内写真

下の入れ歯を落としてしまい、白い材料がかけたため即日修理をしております。それ以外は2年間問題なく経過しています。
予後が不安であった下の前歯2本も状態を維持できています。今後も3ヶ月に1度のメインテナンスを行い、管理をしていきます。

5. 術後2年後の口腔内写真

下の入れ歯を落としてしまい、白い材料がかけたため即日修理をしております。それ以外は2年間問題なく経過しています。
予後が不安であった下の前歯2本も状態を維持できています。今後も3ヶ月に1度のメインテナンスを行い、管理をしていきます。

主訴歯茎が腫れていることにより来院
治療内容血小板減少性紫斑病を有する患者さんは出血が止まりにくいため、入院して抜歯が必要になります。そのため、歯周病治療後の歯を補う治療(ブリッジや義歯)は再治療が簡単に済むように設計する必要があります。この患者さんはコーヌステレスコープ義歯を用いて治療を行いました。
治療期間義歯の作成(下:約3ヶ月、上:約2ヶ月)
治療費内冠:71,500円/歯、外冠:93,500円/歯、ソフトアタッチメント:33,000円/歯、
金属床義歯165,000〜440,000円(税込)
治療リスクコーヌステレスコープ義歯を維持するソフトアタッチメントが数年で劣化し、維持が弱くなった際は修理が必要になる場合があります。

Case.8 前歯の被せ物
(セラミッククラウン)

むし歯になっていた古い被せものを外し、歯茎の治療と被せ物の作製を行った症例

6. 術前後の比較

クラウンだけでなく、歯肉の形も整えた治療を行いました。

 

主訴前歯の見た目が気になる。
治療内容むし歯になっていた古い被せものを外し、歯茎の治療と被せ物の作製を行いました。
治療期間2~6月程度です。歯周病の手術時間は1時間程度です。手術後、歯茎が安定するまで、数ヶ月待つことがあります。その間は仮歯で生活して頂きます。
治療費仮歯 ¥3,300
歯周外科手術 ¥27,500
セラミッククラウン ¥132,000(税込)
治療リスク術後出血・腫脹・疼痛の可能性があります。

Case.9 インプラント治療

左右下顎臼歯にインプラント治療(プレミアムクラウン)を行い、咬合機能回復を行った症例

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。左右下顎の奥歯が欠損しております。入れ歯を作製したそうですが、数年前から使っていないとのことでした。前歯に負担がかかってしまっており、上の前歯に動揺を認めます。


2. 診断

CT上で、顎骨の形態や損傷してはいけない神経・血管(上図 紫)との位置関係を精査し、インプラントの直径・長さ、埋める角度等の診断を行います。同時に口の中の歯型をとらせていただき、噛み合わせや残存歯の位置関係を診査いたします。


3. インプラント埋入手術・二次手術・上部構造作製

骨質が良好であったため、骨再生治療を行うことなく、インプラント埋入ができました。インプラント埋入時や術後の経過をみて、二次手術までの治癒期間を判断します。(下顎:3〜4ヶ月、上顎:4〜6ヶ月 ※骨質によってはそれ以上のこともあります。)二次手術が終わるとインプラントのパーツが歯茎の上に出てくるので、パーツの交換が可能になり、歯型をとって被せ物を作製する事が出来るようになります。

3.1. インプラント埋入手術

3.2. 二次手術(4ヶ月後)

3.3. 歯型をとる前の確認のエックス線写真


4. 術後口腔内写真

インプラント治療後に上の前歯をブリッジで治療し、定期メインテナンスに移行しました。

※ご自身で外して磨く事ができます。
(患者可撤式)

5. プレミアムクラウン

プレミアムクラウンではジルコニアの内側にソフトアタッチメント(左下図)が入っており、食事中に外れないようになっております。歯磨きの時にご自身で外していただくことにより、インプラント周囲の清掃が容易になります。また、セメントを使用しないため、インプラント周囲炎のリスクを減らせると考えております。

  • 装着時

  • 外した時

  • ※ご自身で外して磨く事ができます。
    (患者可撤式)

5. プレミアムクラウン

プレミアムクラウンではジルコニアの内側にソフトアタッチメント(最下部画像)が入っており、食事中に外れないようになっております。歯磨きの時にご自身で外していただくことにより、インプラント周囲の清掃が容易になります。また、セメントを使用しないため、インプラント周囲炎のリスクを減らせると考えております。



主訴奥歯がないので食事がしづらい。
治療内容左右下顎の奥歯にインプラント治療を行い、咬合機能を回復させました。
治療期間6〜8ヶ月(骨再生治療が必要ない場合)
治療費埋入手術 ¥275,000
二次手術 ¥55,000
プレミアムクラウン(患者可撤式)
¥137,500(税込)
治療リスク・術後疼痛、腫脹、出血などの可能性があります。
術後は抗生剤・消炎鎮痛剤・含嗽剤を処方いたします。疼痛は消炎鎮痛剤で抑えられる程度のことがほとんどです。

Case.10 ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディング(非切削)・歯肉移植を行い、下顎前歯の審美性を回復した症例

1. 治療前

初診時の口腔内写真です。
右下顎前歯の歯肉退縮とブラックトライアングル(*のすき間)の改善をしてほしいとのことで来院されました。
まずは、歯肉移植により、歯肉の高さを左右でそろえ、ブラックトライアングルは歯を削らずに、ダイレクトボンディングにて修復する計画としました。


2. 歯肉移植の計画

今回の症例は、現在用いられている歯肉退縮の分類(Miller分類、Cairo分類)において、
「完全な根面被覆(青線まで回復)は難しく、部分的な被覆を期待する」というレベルの歯肉退縮でした。
そこで、今回の歯肉移植では緑線まで歯肉を作り、左右対称にすることを目的として手術を行いました。


3. 結合組織移植術

左の上の口蓋から歯肉を採取し、VISTA(Vestibular Incision Subperiosteal Tunnel Access)テクニックという、
低侵襲な術式で根面被覆術を行いました。


4.術後口腔内写真

わずか1mm程度の根面被覆ですが、左右対称になるだけで印象がかわります。
また、バイオタイプ(歯肉の厚み)が改善したため、今後歯肉退縮が起こりにくくなります。




5.ダイレクトボンディング

ブラックトライアングルの改善のため、
東京医科歯科大学むし歯外来 畑山貴志先生(当院 非常勤勤務)に歯を削らずに審美修復を行ってもらいました。

 

主訴前歯の歯ぐきが下がって、見た目を何とかしてほしい
治療内容下顎前歯に結合組織移植術を行い、歯肉のラインを整えた後、ダイレクトボンディングにてブラックトライアングルの改善をおこないました。
治療期間4ヶ月
治療費歯肉移植 1歯 ¥38,500
(2歯目以降は¥22,000)
ダイレクトボンディング
(本症例の場合)¥110,000(税込)
治療リスク歯肉移植術を行うと、術後疼痛、腫脹、出血などの可能性があります。ダイレクトボンディングを行うと、経年的に着色することがあるので、その際は研磨を行う必要があります。

Case.11 歯の移植

歯の移植を行った症例

1.初診時口腔内写真

初診時の口腔内写真です。
左上の銀歯(黄色丸)が、ぐらぐらして痛いということで来院されました。

2.初診時パノラマX写真

痛みが出ている歯は破折しているため(黄色丸)、保存困難と診断いたしました。

右上にある親知らず(赤色丸)がしっかりしていたので、歯の移植を計画しました。

3.当院における移植の条件

①簡単に抜ける親知らず

・歯根膜(上図)を損傷しないように抜ける。

・埋まっている、横向きの親知らずは難しい。

②歯を抜いた穴に親知らずが適合する

・適合しない場合は、残っている骨を削ってまで移植は行わないようにしております。

         

4.歯の移植術

手術当日は、保存困難な歯を抜歯し、抜いた歯の周囲組織をきれいに掻爬します。その後、丁寧に親知らずを抜去し、一番安定がいい位置に適合させ、縫合・接着剤で固定します。術後1週間で抜糸を行います。

1ヶ月程度固定し、根管治療を行います。移植後3〜6ヶ月で被せ物を入れて治療終了です。



5.術後口腔内写真

移植後根管治療を行い、被せ物を装着しました。本症例では問題ありませんでしたが、移植歯が歯根膜を介さずに骨と直接結合するアンキローシスで生着した場合(術後すぐはわからないことも多いです)長期経過を観察していくと、歯根吸収が起こり、動揺が出る可能性があります。
移植後は長期的に経過を観察していく必要があります。

6.術後パノラマエックス線写真

移殖歯周囲に骨形成が起こり、良好に経過をしております。

主訴左上の奥歯がぐらぐらして痛い
治療内容左上の奥歯を抜歯し、右上に残っていた親知らずを移植しました。
治療期間4ヶ月
治療費手術料¥33,000
根管治療¥22,000
プレミアムジルコニアクラウン
¥104,500
※クラウンは他のものを選択いただくことも可能です
治療リスク術後出血・腫脹・疼痛の可能性が
あります。
まれに移植歯が生着しないことが
あります。

Case.12 部分矯正

保存困難な歯に部分矯正(エクストルージョン)を行った症例


1.初診時口腔内写真

初診時の口腔内写真です。
右下の奥歯から血が出て、においがするということで来院されました。

2.初診時デンタルエックス線写真

被せ物を外すと歯ぐきの下まで及ぶむし歯を認めました。教科書的には抜歯の適応となりますが、患者さんは歯の保存を強く希望
されました。

このような難しい治療は、治療期間·費用がかかり、後にトラブルが起こる可能性を十分ご理解いただいた上で治療をさせていただきます。
今回は歯根分割(ルートセパレーション)を行い、小矯正·歯冠長延長術によって歯を保存する計画としました。

装置装着後

1カ月後

3.エクストルージョン

歯根の長さが十分あったので、エクストルージョンという術式の小矯正を行いました。

歯根にフック付きのワイヤーを埋め込み、歯根の上に鉄棒のようなワイヤーを設置します。
両ワイヤーをゴムで結紮し、週に1度程度ゴム交換をします。
1ヶ月ほどで、ワイヤー同士が当たってきたので、歯根が伸びてきたことが分かります。

 

4.歯冠長延長術

エクストルージョンでは、歯肉ごと上に上がってくるので、歯冠長延長術(症例4で詳細を解説)を行い、歯肉と骨の形態を整えます。

歯肉が治癒したあと、小さい歯を2つ連結したような被せ物を装着しました。

5.術後口腔内写真

歯を2つに分割しているため、間に歯間ブラシが入る形態の被せ物を装着しました。

今後は同部位の清掃などに注意しながら、メインテナンスを行っていきます。

主訴右下の奥歯から血が出て、においがする。
治療内容右下の奥歯に歯根分割(ルートセパレーション)、小矯正(エクストルージョン)·歯冠長延長術を行い、被せ物を装着しました。
治療期間4ヶ月
治療費エクストルージョン¥27,500
歯冠長延長術¥27,500
プレミアムジルコニアクラウン¥104,500
※クラウンは他のものを選択いただくことも可能です。
治療リスク保存困難な歯を保存治療する際は、治療期間·費用がかかりますが、術後短期でトラブルが起こることがあります。
歯冠長延長術では、術後出血·腫脹·疼痛の可能性があります。

Case.13 メタルコアを用いた症例

メタルコアを用いて、抜歯と診断された歯を保存した症例

1.初診時口腔内写真

左下の奥歯が痛くて歯科医院を受診したところ、抜歯の診断となりました。何とか残す方法がないか相談したいとのことで来院されました。


2.初診時エックス線写真

左下の1番奥の歯に神経に達する大きなむし歯を認めました。
今回の症例では、むし歯が歯ぐきの中まで深く進行していたため、抜歯と言われてしまったようです。抜歯の適応でもおかしくないむし歯ですが、患者さんは歯の保存を強く希望されました。
このような難しい治療は、治療期間・費用がかかり、後にトラブルが起こる可能性を十分ご理解いただいた上で治療をさせていただきます。

3.むし歯除去、歯肉切除

まずは、抜髄·根管充填を行ないました。

本症例は歯ぐきの下まで進行しているむし歯なので、症例4、12のように歯冠長延長術(クラウンレングスニング)を行うことも可能でした。
しかし、下顎最後方臼歯の歯肉は厚みがあるため、手術を行なっても歯肉を下げきれないことがあります。
今回は、電気メスで少し歯肉切除し、歯型を取って土台をたてる方法(間接法支台築造)を選択いたしました。

4.プラチナ(白金加金)メタルコア

メタルコアの材料は最も適合がよい、白金加金を選択しました。

歯肉と直接接する部分はよく研磨してもらい、少しでもプラークが蓄積しない工夫をしております(矢印)。

メタルコアを装着し、その上に仮歯をのせ、1ヶ月ほど使ってもらいました。
問題ないことを確認し、最終の被せ物を装着しました。

 

5.術後口腔内写真

術後左下奥歯の歯肉に炎症は認められず、良好に経過しております。

今後も注意深く経過観察を行なっていきます。

主訴左下の奥歯を抜かないで治療して
ほしい。
治療内容保存困難な左下の奥歯に、歯肉切除・白金加金のメタルコアによる支台築造を行い、歯の保存を行なった。
治療期間3ヶ月
治療費プラチナメタルコア¥38,500~55,000
(メタル量によって変動)
ホワイトジルコニアクラウン¥60,500
※クラウンは他のものを選択いただくことも可能です。
治療リスク保存困難な歯を保存治療する際は、治療期間・費用がかかりますが、術後短期でトラブルが起こることがあります。
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